2021-11-25 11:30:09
a16zが出資し一躍注目
スイスで2018年に立ち上げられたNym Technologyは、ブロックチェーン基盤の強固なプライバシーウェブサービスの提供を目的とする企業だ。
11月17日には、IT・テック分野への投資で著名な米ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)などから約15億円の調達を主導したことがフォーブスなどで取り上げられ、俄に注目を集め始めている。
そしてNymは過去にも、19年に250万ドル(約2億9千万円)、今年7月には600万ドル(約6億9千万円)の資金調達に成功したことも話題となった。Nymはこれらの資金を使い、優秀な人材を確保するだけでなく、今後の具体的なユースケースを探求し、サービス展開するための研究開発費に充てるという。
Nymエコシステムを支える3つのテクノロジー
Nymが提供する主なサービス内容は、ネットアクティビティに関連するデータの由来を難読化するノードと、そのノード運営にインセンティブを与えるエコシステムをユーザーに提供することだ。
また「ゼロ知識証明」を応用した「クレデンシャル」と呼ばれる技術を使い、特定のインターネットコンテンツにアクセスできる「プライバシー信用サービス」も提供する。
ゼロ知識証明とは
ゼロ知識証明とは、証明(Proof)プロトコルの一種であり、証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズム。
▶▶仮想通貨用語集
Nymのエコシステムを支えるのは、Nym Mixnet(ミックスネット)、Nym Credentials(匿名認証)、そしてNYM…
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