元ソース<DEX、利用はクジラが占める──ガス代高騰で個人投資家は回避
2021-12-03 06:30:34
DeFi(分散型金融)は金融の民主化を目指して登場した。インターネットの登場で、誰もがコンテンツにアクセスできるようになったように。
だが、データ提供会社カイコ(Kaiko)によると、分散型取引所(DEX)の利用は主にクジラ(暗号資産の大口保有者)に限られているという。
「この数カ月、DEXでは平均取引額は増加しているが、取引数は横ばい。DEXの利用はクジラに偏っているようだ」とカイコは11月29日に発表したレポートで述べた。
カーブ・ファイナンス(Curve Finance)の平均取引額は50万ドル〜100万ドル。一方、ユニスワップ(Uniswap)、スシスワップ(SushiSwap)、バランサー(Balancer)などの大手DEXでの平均取引額は1万ドル〜2万ドルだが、中央集権型取引所(CEX)の平均取引額2000ドル~4000ドルの約10倍に相当する。
だが、CEXの1日あたりの取引件数は数百万件にのぼる。大手DEXの1日あたりの取引件数は5万件以下、カーブとバランサーは1000件を下回っている。
DEX、利用はクジラが占める──ガス代高騰で個人投資家は回避