オープンソースソフトウェアの歴史と抱える課題とは|ビットコイン研究所寄稿

仮想通貨



2021-12-05 14:00:31

ライセンスとフリーライダー問題

今回はオープンソース時代のソフトウェアライセンスについてを取り上げます。

最近、テック系メディアで騒がれていることのひとつに、ElasticsearchやMongoDBといったオープンソースソフトウェア(OSS)の開発元 vs Amazonの論争があります。ビッグテックであるAmazon Web Servicesがこれらをマネージドサービスとして提供することに対し、開発元スタートアップが切れています。これらの開発元もマネージドサービスを提供しており、Amazonのやっていることはおもいっきり競合になります。そのため、開発に貢献もせずフリーライドで収益源を奪うなと怒り心頭なわけです。

ビットコイン周辺の世界はオープンソースなプロダクトが沢山ありますので対岸の火事ではないです。

そもそも、オープンソースプロジェクトへのフリーライド問題は古くから議論されており、未だにすっきりしていない点からも察せられる通り、宗教戦争じみているところがあります。

本コラムでは、どういった点が論点になっているのか、業界ではどう捉えられているのか、を追いかけてみようと思います。

なお、筆者自身は弁護士でもなく、コンピュータサイエンスをバックグラウンドとしてもつ一事業者でしかない点ご留意ください。

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