米国版FTX、国際スワップ・デリバティブ協会へ加入

仮想通貨



2021-12-10 11:14:04

ISDA加入で法的順守とネットワークを強化

暗号資産(仮想通貨)取引所FTX USのSam Bankman-Fried CEOは10日、同取引所がInternational Swaps and Derivatives Association(国際スワップ・デリバティブ協会:ISDA)の会員資格を取得したことを発表。スワップ取引に関して、法的順守をより確実なものにした。

FTXUSがメンバーになりました。 @ISDA。 ISDAとそのCEOと一緒に働くことを楽しみにしています @ScottOMalia 米国および世界で暗号デリバティブ市場を構築し続けています。

— SBF(@SBF_FTX) 2021年12月9日

Sam CEOは「米国および世界における仮想通貨デリバティブ市場を構築していく上で、ISDAと協働していけるのを楽しみにしている」と述べた。

国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)とは

英語名はInternational Swaps and Derivatives Association。デリバティブを扱う会員企業のために協定を作成する、国際的な会員制の組織。外国為替や金利などのデリバティブ取引に適用される基準を基本合意書にまとめている。デリバティブ市場の促進も行う。

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ISDAに加盟すると、グローバル企業の間である程度の標準化が図られ、ISDA基本合意書という一つの基準により取引を行うことができるため、流動性が高まる。これにより、個別に様々な企業と国際協定を結ぶ必要がなくなる格好だ。米国版FTXは、こうしたISDAネットワークを活用していく見込みである。

また、米国版FTXは10月に、米仮想通貨デリバティブ取引所LedgerXの買収を終えた。ISDA加盟に合わせて、米国で規制に準拠した仮想通貨デリバティブ取引を提供する狙いだ。

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