仮想通貨VISAカードプロバイダーSwipe、バイナンスが発行済株式を取得
2021-12-31 03:00:52
昨年7月に仮想通貨取引所バイナンスは仮想通貨VISAカードプロバイダーであるSwipeの株式の過半数を取得したが、残りの株式についても取得することになった。
バイナンスは30日、Swipeの残りの発行済み株式を取得すると発表した。発表によれば、「これによりユーザーは世界中の7000万ヶ所以上で仮想通貨を使うことができる」という。
2020年にSwipeの株式過半数を取得した際には、バイナンスは法定通貨とデジタル資産とのギャップを埋めることで、仮想通貨の普及につながると表明していた。
発表によれば、Swipeはバイナンスのカードプログラム管理者および技術プラットフォームとして機能することになるという。またSwipeは今後、戦略的パートナーと協力して、様々な地域でカード発行を目指すとしている。
バイナンスによるSwipeの株式取得が完了した後、現在のSwipeのCEOであるホセリート・リザロンド氏が退任することになる。
バイナンスは今年、世界各国で規制を巡る問題に直面したが、新しい企業の買収などを通じたサービスの拡大で、その存在感を高め続けた。最近では、バイナンスはバーレーンやカナダの2か国でライセンスを取得している。
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