2022-01-06 10:15:37
ESMAがDLTに関する情報提供呼びかけ
欧州証券市場監督局(ESMA)は4日、証券取引などへの分散型台帳技術(DLT)活用に関する情報提供を呼びかけた。
ESMAは、今後DLTパイロット(試験)プログラムを行うことを予定している。この関連で、「取引・決済へのDLTの利用、規制当局への報告・透明性要件に関する規制技術基準(RTS)」の改正の必要性について、関係者からの意見を求める格好だ。
特に本件は、「取引所、証券決済システムや事業者、DLTパイロットプログラムへの参加を検討している事業者、DLT市場インフラの利用を計画している市場参加者」に関わりが深いものだという。
分散型台帳技術(DLT)とは
DLTとも呼ばれ、英語の(Decentralized Ledger Technology) の省略で、日本語訳したのが分散型台帳技術である。「De-centralized = 中央集権でない(つまり非中央集権)」な台帳技術(Ledger Technology)のことである。金融機関など、これまで多くの分野において中央集権型に取られていた台帳を一つにまとめるのではなく、ユーザー全員で管理、監視しあっていく技術のことを「分散型台帳技術」という。
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