2022-01-08 10:55:02
JPモルガン、2022年の予測レポートを発表
米金融大手JPモルガンは7日、暗号資産(仮想通貨)に関するレポートを発表。2022年はブロックチェーンの相互運用性向上と、金融セクターのトークン化によって特徴づけられる年になる可能性があると分析した。
レポートの著者はJPモルガンのリサーチアナリストKenneth Worthington氏とReginald Smith氏で、仮想通貨市場は金融サービスとの関連性が高まっていると指摘。
イーサリアム(ETH)のアップグレードや、新しいレイヤー2ソリューションによってより大きなネットワーク容量と取引速度が達成されれば、特に金融サービスにおいて仮想通貨の発展が加速すると予想している。
レイヤー2(L2)とは
全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。
▶️仮想通貨用語集
イーサリアム2.0ロードマップによると、2022年半ば頃には、プルーフオブワーク(PoW)とプルーフオブステーク(PoS)が統合する「マージ」が行われ、メインネットもPoSを使用することが見込まれている。レポートの著者は、これにより、イーサリアムのスピード、コスト、スケーラビリティ(拡張性)に関する懸念が最終的に緩和されることになると示唆した。
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