米ビットコイン送金アプリ、インフレ下のアルゼンチンでサービス開始

仮想通貨



2022-01-12 08:50:53

ビットコイン利用に活路

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を活用した送金アプリStrikeは12日、長年インフレーションに苦しんできたアルゼンチンでサービス開始を発表した。

ライトニングネットワークを利用することで、高速で手数料の低い送金を可能にする。

🇦🇷ようこそ、アルゼンチン! 🇦🇷

今日、私たちはハイパーインフレーション、略奪的な支払いネットワーク、および使用できない国境を越えた転送に直面している国に優れた金融体験を開始します

今日、私たちは世界のオープンな金融ネットワークを利用しています。 #Bitcoin、アルゼンチンの人々に希望を与えるために pic.twitter.com/Z2RYLxmKSL

—ジャック・マラーズ(@jackmallers) 2022年1月11日

ライトニングネットワークとは

ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引を提供するセカンドレイヤー・プロトコル。低コストで高速なマイクロペイメントをビットコイン・ネットワーク上で可能にする。

▶️仮想通貨用語集

ビットコイン決済の重要性

StrikeのJack Mallers CEOはアルゼンチンが度重なる経済危機とハイパーインフレーションを経てきたと説明。2022年には年率55%に達し、GDPも約12%縮小する勢いにあるとした。

1991年にはドルペッグ型の新通貨を発行したが、ディバリュエーション(平価切り下げ)が発生。米ドルへの依存性が強まり、発行されている米ドル紙幣の10%以上がアルゼンチンの金融システムに留まる状況となっているという。

IMFの統計によれば、アルゼンチンのインフレ率は2009年以降も上昇を継続。2020年時点でも新興国の平均値である5.1%を大きく上回っていた。



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