2022-01-12 12:26:28
伝統金融市場と仮想通貨
11日に開催された米上院公聴会でFRB(米連邦準備制度)パウエル議長の発言が想定内だったことから、警戒感が後退。米株式市場を中心にリスク資産が買われた。
12日にかけて暗号資産(仮想通貨)市場も反発。
ビットコイン価格は、前日比+2.61%の491万円(42,500ドル)まで上昇した。テーパリング(量的緩和縮小)の影響で、昨今では伝統金融市場に揺さぶられる展開が目立つ。
4万ドルの心理的節目を割り込んだ後に急反発すると徐々に下値を切り上げ、レジスタンスライン(上値抵抗線)で揉み合っている。
大規模なロスカットこそ発生していないものの、足元で売り過熱状態にあったほか、Crypto Fear & Greed Indexが過去最低水準に達するなど反転シグナルが出ていた。
底入れの可能性も無きにしも非ずだが、現時点でトレンド転換したと判断するのは早計だろう。米株市場との相関が強まっており、当面振り回される展開が続きそうだ。
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