元ソース<ビットコイン上昇、米CPIは予想通り──さらなる引き締め懸念は緩和
2022-01-13 09:45:44
ビットコイン(BTC)は1週間ぶりの高値となり、先週の下落をいくらか回復。当記事執筆時点、4万3900ドル付近で取引されている。年初からは現状、5.2%下落。
12日発表された12月の米消費者物価指数(CPI)が年率7%に上昇し、1980年代初頭以来の高水準となったが、ほぼ事前の予想通りだったことにあと押しされたのかもしれない。
だが市場には、物価がさらに上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融引き締めと景気の沈静化に向けて一段と積極的な動きを取るのではないかとの懸念もあった。
ビットコインをインフレヘッジと考える投資家は増えており、新型コロナウイルス感染拡大が市場と経済を混乱させ、FRBが前例のない金融緩和政策を取り始めた後、価格は上昇した。
「この新しいデータ(CPI)に対する市場の反応は、暗号資産市場が勝利の階段を上っていることを見て、少し混乱するかもしれない。だが今回、投資家はFRBに対してかなりリラックスしているようだ」と暗号資産と外国為替の分析会社Quantum Economicsの創業者マティ・グリーンスパン(Mati Greenspan)氏は12日、ニュースレターに記した。
米株式市場も上昇、FRBがインフレ対策にかなり積極的になるかもしれないという懸念が冷めたためとロイターは伝えた。
イーサリアム(ETH)は24時間で4.2%上昇し、約3370ドル付近となっている。
テクニカル分析
ビットコイン上昇、米CPIは予想通り──さらなる引き締め懸念は緩和