ビットコインは底を打ったか──弱気トレンドの最終段階を示す指標

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2022-01-13 19:30:19
ビットコインは底を打ったか──弱気トレンドの最終段階を示す指標

信頼性の高いブロックチェーン指標を見ると、ビットコイン(BTC)は過去2カ月で40%近くを失った弱気トレンドの最終段階にあるようだ。

ビットコインの「Entity-adjusted Dormancy Flow」(現在の時価総額と休眠状態にあるビットコインの年換算価値の比率)は25万ドルを割った。Dormancy(休眠)とは、暗号資産が取引された後、休眠状態(動かない状態)にあった平均日数を表し、市場の消費パターンの指標となる。

データ分析会社グラスノード(Glassnode)の図を見ると、25万ドル以下は過去に大幅な価格下落の底となっている。

画像:Glassnode「指標は最近底を打ち、完全なリセットを表している。このような出来事は過去、循環的な底となっている。低い指標は、時価総額が過小評価されていることを意味し、ビットコインが割安になっていることを示している」と同社は10日発表したレポートに記した。

ビットコインは前回、2021年7月に底を打ち(グラフがグリーンの部分に落ち込んでいるところ=右から2つ目の丸印)、新たな上昇を開始。11月10日に約6万9000ドルの史上最高値を記録した。

指標が再び強気反転した一方で、マクロ要因が妨げとなる可能性もある。

だが、12日発表された12月の米消費者物価指数(CPI)は年率7%と1980年代初頭以来の高水準となったが、ほぼ事前予想通りの数字で、ビットコインをはじめ暗号資産市場は概ね上昇している。

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