ビットコインは「デジタル資産革命の不可欠な部分」に成熟=IMF専門家
2022-01-13 16:46:49
国際通貨基金(IMF)の新しい調査によると、仮想通貨はもはや金融システム内で「あいまいな」資産ではなくなり、株式市場との相関関係が高まり、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨がメインストリームなものに移行しているようだ。
この調査を解説したブログによれば、デジタル資産と金融市場との間で相互接続性が高まっており、それが新しいリスクとしても認識されている。暗号資産と株式との相関関係が高まれば、「リスク分散効果が制限され、金融市場全体に伝播するリスクが高まっている」と主張している。
「ビットコインなどの暗号資産は、ユーザーが少ないあいまいな資産クラスからデジタル資産革命にとって不可欠なものに成熟している」ともブログでは書かれている。これに伴い、暗号資産が金融の安定性に与えるリスクも高まったと付け加えている。
パンデミック前においてはビットコインやイーサリアム(ETH)は主要株価指数とほとんど相関していなかったため、暗号資産がほかの資産クラスの変動に対するヘッジ手段として機能し、投資家のリスク分散に役立っていたと指摘している。「しかし、これは2020年はじめの中央銀行危機の対応の後に変化した」と付け加え、暗号資産と株式の相関が急速に高まったとしている。
60-day correlation coefficient between Bitcoin and S&P 500 index. Source:…
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