2022-01-14 12:57:13
国際決済銀行との共同プロジェクト
スイスの中央銀行にあたるスイス国立銀行(SNB)は13日、5つの商業銀行との実証実験で、ホールセール型の中央銀行デジタル通貨(wCBDC)による決済を既存のシステムへ統合することに成功したと発表した。
この実験は、SNB、国際決済銀行のイノベーション・ハブ(BISIH)およびスイス証券取引所(SIX)の多段階にわたる共同調査「プロジェクトHelvetia」の一環として実施されたもの。今回の実験はフェーズ2(第二段階)に当たるが、中央銀行がwCBDCによる決済をどのように提供できるか、運用、法律、政策の問題に焦点を当て、検証したという。
2020年12月に終了したフェーズ1では、wCBDCの発行や中央銀行決済システムと外部プラットフォームのリンク構築に関する概念実証を行い、法的に実現可能であると確認された経緯がある。
ただしプロジェクトHelvetiaは、中央銀行発行通貨がトークン化された金融エコシステムへスムーズに移行できるのか、その可能性を探る実験的なものであり、SNBがwCBDCの発行を意図して行なっているものではないと強調されている。
ホールセール型CBDCとは
ホールセール型CBDC(wCBDC)とは、中央銀行に口座を持つ金融機関が利用するためのデジタル通貨で大口決済に使用される。一方、個人や一般企業が利用する小口決済用のCBDCは、リテール型と呼ばれる。
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実験の内容
フェーズ2の共同実験は昨年第4四半期に実施された。
今回はwCBDCに焦点を当てるため、UBS、Hypothekarbank…
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