元ソース<米Lukka、評価額が13億ドル──北米企業の暗号資産導入でデータ事業を拡大
2022-01-17 06:30:00
米国の金融機関や事業会社が暗号資産(仮想通貨)市場への参入を進めるなか、暗号資産のデータソリューションを開発するルッカ(Lukka Inc.)が1億1000万ドル(約126億円)の資金を調達した。13億ドルを超える企業評価額を記録したルッカは、事業のグローバル化を加速させる。
2014年にニューヨークで創業したルッカは、シリーズEの調達ラウンドを発表。ロンドンを拠点とするヘッジファンドのマーシャル・ウェース(Marshall Wace)が、同ラウンドを主導した。
北米の企業や金融機関、会計会社などが暗号資産に対応する事業を拡大するなか、ルッカは企業が利用できる暗号資産のデータ管理サービスと、ソフトウエアの開発を進めてきた。同社の顧客企業リストには、米金融機関のステートストリート(State Street)や、デジタル資産の決済インフラを開発するサークル(Circle)、株価・債券・コモディティの指数を提供するS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが含まれる。
今回の調達ラウンドを主導したマーシャル・ウェースで、ポートフォリオ・マネジャーを務めるスティーブン・ビネッター(Steven Binetter)氏は、「暗号資産とブロックチェーンが世界の商取引を再定義する動きは、今後も続くだろう。ルッカは、その近未来におけるインフラを築いていく」とコメントした。
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