米大手資産運用会社フィデリティ、2022年の仮想通貨市場を展望

仮想通貨



2022-01-17 12:32:00

2022年の仮想通貨市場を展望

米大手資産運用会社フィデリティ・デジタル・アセットは6日、2021年の暗号資産(仮想通貨)市場を振り返り、2022年を展望するレポートを発表した。

フィデリティは、まず2021年の市場を振り返り、機関投資家による仮想通貨投資や、ビットコイン(BTC)先物ETFなどの新たな金融商品による仮想通貨へのアクセス手段増加などが見られたと総括。

2022年も機関投資家の需要は続くと予測した。仮想通貨への資金流入については、「規制の明確化とアクセシビリティ」が鍵になるとしている。レポートは次のように述べた。

規制により、金融サービス企業が採用可能な法的遵守の方法が明確になると、従来型の金融企業も、既存のユーザーが仮想通貨にアクセスできるような環境構築を開始することができる。

適切な規制の下で、金融会社が投資家に仮想通貨へのアクセスを提供するため協力していけば、仮想通貨の採用は増加するだろう。規制当局が適切なガイダンスを提供することで、投資家のコンプライアンスやリスクに関する懸念が軽減される。

米ドルといった法定通貨などに価値を裏付けられた、USDTなどステーブルコインの課題としては、「裏付け資産の信頼性」を確保する必要があることを挙げている。これに対して、裏付け資産ではなく、アルゴリズムにより価値を安定させるようなステーブルコインの発展可能性にも注目した。

マイニング勢力図の変化

また、ビットコイン(BTC)の採掘事業(マイニング)についても言及。2021年は、これまで世界最大のシェアを占めていた中国がマイニングを全面禁止したにも関わらず、大幅減少していた



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