インテル、高効率の新型ビットコインマイニングASICを公開へ
2022-01-19 17:20:00
コンピューター・プロセッサーメーカー最大手のインテルが、2022年2月に開催予定の米電気電子学会(IEEE)国際固体素子回路会議(IS SCC)で、「ボナンザ・マイン(Bonanza Mine)」と呼ばれる新しい「超低電圧エネルギー効率型ビットコインマイニングASIC」を公開すると報道されている。
インテルは2018年11月、「高性能なビットコイン・マイニング」に関する特許を提出した。この特許に記載されたプロセスが、ISSCCで披露される製品に搭載される可能性がある。
特許によると、ボナンザ・マインを支えるASICは、繰り返しや冗長な計算を不要にしながら、他のASICと同じように効率的に計算を終わらせることができるようになるという。このシステムにより、全体の消費電力を約15%削減することが提案されている。
仮想通貨のマイニングに使われるプロセッサーは、品薄で販売が減少している。イーサASICがリリースされていないのビットメインや、同じくチップの売上減少に複数回見舞われたエヌヴィディアなどの企業に対して、インテルが競争相手となる。常にプロセッサが不足し、生産コストが一定しないにもかかわらず、マイニングの需要は、着実に増加している。
記事執筆時点では、インテルがリテール向けにボナンザ・マインをリリースするのか、それとも研究目的であるのかは不明だ。
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