中国政府、メタバース関連商標の多くを却下

仮想通貨



2022-01-25 09:20:13

メタバース関連の商標申請、却下相次ぐ

中国の知的財産当局は、多くのメタバース関連商標申請を却下している。サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などが報道した。

中国語でメタバースを示す「元宇宙(yuan yuzhou)」という言葉を含む様々な商標出願が、国家知的財産局により登録を却下されている。

却下されたものには、大手企業の申請も含まれていた。例えば、ビデオゲーム大手NetEase、ストリーミングビデオプロバイダーiQiyi、ソーシャルコマースプラットフォームXiaohongshuも登録を承認されなかった。

一方、アリババグループ、テンセントなどの申請は、現在まだ審査中であると伝えられている。

中国では、最近メタバース事業への商標出願が殺到しており、これを受けて当局が審査を厳しくしているという見方も示されているところだ。

SCMPは関係筋の話として「中国政府は、既存の商標を利用しようとする不正な申請を防いだり、消費者を保護するために、戦略的な審査方針を取っている」と報じた。

また、現在、メタバースという概念は、過剰に高く評価されている恐れもあることから、「中国政府は経済効果とのバランスを取ろうとしている」という意見もある。

テクノロジーリサーチ企業PatSnapのChen Gaojie氏は、中国政府は企業が「本物の技術力をもってメタバース分野に参入することを奨励しているのだろう」との見解を示した。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The…

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