英裁判所、ビットコインWP著作権侵害訴訟でクレイグ・ライトによる申し立て申請を許可

仮想通貨



2021-04-23 11:36:20

裁判所が著作権侵害の申し立てを許可

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の創設者サトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏に対して、英国の裁判所が著作権侵害の申し立てを行うことを許可した。

今年1月に、ライト氏がビットコインのホワイトペーパーを掲載する複数のウェブサイトについて、著作権の侵害だとして掲載を取り下げるよう通知を行った経緯がある。ライト氏は自身がナカモトであることを証明しておらず、ビットコインのクライアントソフトウェアを維持するオープンソースプロジェクトBitcoin.orgは、この要求を拒否していた。

ライト氏はホワイトペーパー掲載継続を受けてBitcoin.orgを訴訟する手続きを開始。ライト氏の代理人である法律事務所ONTIERによると、英国の裁判所はbitcoin.orgの運営者である「Cøbra」に対する申し立てを許可したという。

ONTIERは、Cøbraは仮名であり、その身元や場所は公開されていないため、米国含め英国の管轄外に居住していない可能性がある者に対して訴訟を行う上で裁判所による許可が必要だったと説明する。

ライト氏側の主張

ロイターによると、Cøbraは1月に「Bitcoin.orgは英国に拠点を置いておらず、ホワイトペーパーに対するライト氏の著作権申し立ては簡単に虚偽であることが確認できる」とONTIERにメッセージを送っていた。

一方、ライト氏の法的代理人ONTIERは次のように発表している。

ライト氏の意図は、誰かを沈黙させたり脅迫したりすることではなく、単に彼自身の知的財産に対する権利を守ることだ。同様に、ビットコインホワイトペーパーへのアクセスを制限することも望んでいない。

しかしこれに続けて、ホワイトペーパーがBitcoin…



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