メタ(旧フェイスブック)社、米シルバーゲート銀行にディエムの知的財産権(IP)など売却

仮想通貨



2022-02-01 17:31:15

ディエム、事業解体

暗号資産(仮想通貨)銀行などを運営する米シルバーゲート・キャピタル社は1月31日、メタ(旧フェイスブック)社傘下のディエム協会から、ディエム決済ネットワーク(Diem PaymentNetwork)に関する知的財産権(IP)の買収を発表した。

シルバーゲート銀行は2013年、仮想通貨市場の金融サービス需要に商機を見出し、いち早く仮想通貨業界への提供を開始した。今回のディエム関連のIP獲得により、独自のステーブルコイン発行に向け、プラットフォーム強化を図る。

事業譲渡契約書によれば、シルバーゲート社は、約122万株の発行と現金5,000万ドルと引き換えに、ディエムのステーブルコイン発行などに関わる知的財産を購入。1月31日終値時点での株価と現金を合わせると、総額210億円(1.82億ドル)の取引となった。

ディエムとは

米Meta(旧Facebook)社が開発を主導したステーブルコイン。20年12月にリブラ(Libra)からディエム(Diem)に名称変更。Diem協会と呼ばれる企業の集合体によって運営されている。

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シルバーゲートがディエムから購入した資産は「ブロックチェーンを基盤とした商業・国境間決済ネットワークの開発、展開と運営インフラおよびツール」と説明されており、ディエムの開発陣が過去2年間に渡り開発してきたものだ。また、規制に準拠したステーブルコイン・ネットワークの実装に必要な独自ソフトウェアも含まれているという。

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