コロナ暴落以来のグロース株安──2月のビットコインの相場観【Market Eyes】

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2022-02-02 19:23:59
コロナ暴落以来のグロース株安──2月のビットコインの相場観【Market Eyes】

2022年初から株価が冴えない。ナスダック総合指数は年初来でマイナス9%(1月31日終値)と、Covid-19の影響を受けた2020年3月以来の下落率を記録した。

米国株は、約2年間にわたって右肩上がりを維持してきた。長期の上昇機運のなか、日本国内ではNISAやiDeCo(イデコ)をはじめとした政府の優遇施策も手伝って、米国株式の投資信託やETFの販売が好調だった。

大手ネット証券における売れ筋の投資信託では、米国株式を中心に取り扱う銘柄が目立つ。新規で株式市場に参加した個人投資家は、初めて大幅な下落を経験しているのかもしれない。SNS上では、手早く儲けるために購入したレバレッジ商品の含み損を嘆く声も聞かれる。

リスクマネーからの資金流出続く

特に弱かったのがグロース株だ。動画配信大手のネットフリックスは年初来で約30%下落するなど、厳しい相場が続いた。一方で銀行や石油会社の株価が好調で、バリュー株への回帰が鮮明だった。

背景には、米国の利上げがある。金利上昇の影響を受けやすいといわれるグロース株の保有者からは、連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ判断に注目が集まっていた。こうした機運から、リスク資産からの資金流出が続いていた。

デジタルゴールドとも呼ばれた暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)だが、直近の価格推移は株式市場との相関性が高い。

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