2022-02-03 12:38:21
NFT取引における不正行為
ブロックチェーン分析企業のChainalysisは、NFT(非代替性トークン)取引におけるウォッシュ・トレード(仮装売買)やマネーロンダリング(資金洗浄)を分析したレポートを発表した。
同社はこれらの不正行為について、「NFTエコシステム(生態系)の信頼を損ね、将来の成長を阻害する可能性がある」と指摘している。
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CryptoPunksなどの数千万円〜数億円規模で取引される高価なプロジェクトを皮切りに、2021年に人気急上昇したNFT市場に対して、世界中の企業から参入が相次いだ。月間出来高では浮き沈みありながら、2022年以降も盛り上がりを見せている。
しかし、その人気に伴い詐欺や偽物出品といった不正行為の件数も増加している。
Chainalysisは現在、イーサリアム(ETH)上で発行されているNFT規格(ERC-721,ERC-1155)のコントラクトに送られた、442億ドル(約5兆円)以上の資金を追跡しており、その資金は2020年に観測した1億600万ドル(約120億円)から大幅に増加しているという。(下図参照)
同社は、NFT取引における主な不正行為として、ウォッシュ・トレードとマネーロンダリングの2つを挙げて、それぞれを分析した。ただし、この調査はイーサリアム上のNFTのみが対象であり、資金としては、ETHとWETH(ラップされたETH)を追跡した分析となっている。
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