【US市場】ビットコインはレンジ取引──S&P500との差は縮まる

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2022-02-04 11:15:27
【US市場】ビットコインはレンジ取引──S&P500との差は縮まる

ビットコイン(BTC)は3日、3万6000ドル〜3万7000ドルの狭いレンジ取引となった。マクロ経済リスクがあるなか、一部のアナリストは暗号資産(仮想通貨)をはじめとするリスク資産に対する慎重姿勢を保っている。

暗号資産と株式の上昇は失速し、原油価格は6年ぶりの高水準となっている。市場の不安定な動きは、金融引き締めサイクル(=金利上昇)の初期段階における、投資家の間の不確実性を反映しているようだ。

「我々は、インフレ率の上昇は米連邦準備制度(FRB)の想定を超え続けるだろうと予想している。特に来年以降、インフレ率はFRBが利上げでの達成を期待している2%に向けて落ち着くのではなく、当面は3%を超える傾向になると考えている」とMRB Partnersのストラテジスト、Prajakta Bhide氏は3日、記した。

最新価格

●ビットコイン:36,785ドル、-1.84%
●イーサリアム:2,620ドル、-3.34%

●S&P500:4,477、-2.44%
●ゴールド:1,807ドル、-0.15%
●米国10年債利回り:1.83%

年初以来、ビットコインとS&P500のリターンの差は大幅に縮小している。またビットコインの23%、S&P500の5%の下落に対して、トムソン・ロイター・コアコモディティーCRB指数は年初から12%上昇している。コモディティは、モノやサービスへの需要が供給を上回った場合、インフレへのヘッジとなる。

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