公正なデジタル資産市場を目指す組織が米国で発足、仮想通貨取引所や業界団体が参加
2022-02-08 16:50:00
大手仮想通貨取引所や業界団体が団結し、相場操縦と戦うことを目指す連合を組織した。
2月7日の発表によれば、ビットスタンプやコインベース、ビットメックスなどの取引所や市場監視を手掛けるソリダスラボなどは、クリプトマーケット・インテグリティ・コアリション（CMIC）を立ち上げた。CMICによると、仮想通貨市場に対する相場操縦に対抗し、公正なデジタル資産市場の構築を目指すとしている。
このグループの創設メンバーには17の組織が参加している。米国を拠点とする仮想通貨業界団体であるデジタルコマース商工会議所や、英国を拠点とする自主規制団体クリプトUK、シンクタンクのグローバルデジタルファイナンスなどが含まれている。仮想通貨データプロバイダーのクリプトコンペアや、仮想通貨企業アンカレッジデジタル、ステーブルコイン発行のサークルも入っている。
CMICは「公正で秩序あるデジタル資産市場を維持し、市場の不正行為を防ぐ」ことにコミットするとしている。このグループは、仮想通貨に関する独自調査を進め、規制当局との対話を確立し、データ共有と共同監視の枠組みを検討するとしている。
「デジタル資産へのグローバルアプローチとデジタル通貨の開発競争とを調和させることで、米国の競争力やセキュリティを向上させ、金融アクセスのコストを削減できる」と、サークルの最高戦略責任者であるダンテ・ディスパレート氏はCMICについて述べている。
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