2022-02-17 16:48:48
余剰ガスを採掘企業に提供
米国の大手石油企業ConocoPhillipsは15日、試験的な取り組みとして、余剰ガスを暗号資産(仮想通貨)採掘企業に提供していることを明らかにした。企業担当者の話としてCNBCが報じた。
ConocoPhillips(コノコフィリップス)社は、米テキサス州に本拠地を置く世界的石油企業。2020年より環境負荷を減らす「気候リスク戦略」を掲げており、2050年までのグリーンハウスガス排出量実質ゼロ、2030年までのフレアガス排出量ゼロを目指している。
フレアガスの仕組み
フレアガスは石油の精製時に発生するガスを処分するために行われるプロセス。メタン以外の物質が混合していたり、需要が供給量に追いつかない場合などには余剰ガスを燃焼(フレア)して処分する。
そこで余剰ガスを再利用する手段として着目を集めているのが仮想通貨のマイニングだ。コノコフィリップス社は余剰分のガスを第三者企業に売却して、その企業がビットコイン(BTC)などの仮想通貨採掘に利用していると関係者は説明した。
採掘企業はマイニングASICを搭載したトレーラーを油井付近に移動、その場でガスを電力に変換して仮想通貨マイニングを行う格好だ。
なお、コノコフィリップス社の担当者はどのマイニング企業にエネルギーを提供しているかや、取り組みをどれくらい続けているかは明らかにしていない。
米国のマイニング業界
だが、昨年5月に中国政府が仮想通貨マイニングに対して禁止令を発令して以降、米国におけるマイニング企業の存在は強まりつつある。
ケンブリッジ大学の統計によれば、21年夏以降は米国がビットコインネットワークにおける 長文は切り捨ててております。元ソースよりご確認ください。 元ソース 続き・詳細はこちら 米石油大手企業、ビットコイン採掘業者にフレアガスを提供