2022-02-18 12:53:20
評価額は昨年7月から2倍に
ステーブルコイン「USDC」を運営する米Circle社は17日、SPAC（特別目的買収会社）Concord Acquisition Corp.と結んだ昨年7月の契約を解消し、新たな取引条件で合意に達したと発表した。
Circleの企業価値は2021年7月以来2倍の45億ドルから90億ドルになりました。本日、企業結合パートナーであるConcord AcquisitionCorpとの新しい取引条件を発表しました。 https://t.co/G4kbNlnnBV
—サークル（@circlepay） 2022年2月17日
同社の評価額は、当初の45億ドル（5,171億円）から2倍となる90億ドル（1兆343億円）に引き上げられた。
SPAC
SPACとは、「Special Purpose Acquisition Company」の略で、「特別買収目的会社」と訳される。その企業自体は特定の事業を有さず、未公開会社・事業の買収を目的とする企業。
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この取引は株主と規制当局の承認が条件となる。2022年12月8日が契約完了日と設定されているが、2023年1月31日まで延長される可能性もあるという。
昨年7月に交わされた契約では、合併期日が2022年4月3日に設定されていたが、米証券取引委員会（SEC）による承認プロセスが予定より長引いたと、Circle社のJeremy Allaire最高経営責任者は語った。しかし、同氏はSECの慎重な審査を受けることは、公開企業としての信頼を得る上で重要な要素であると付け加えている。
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Circle社は、上場を発表した1ヶ月後の昨年8月に、米国でデジタル通貨の国法銀行（National Bank）となることを目指すと正式に発表しており、規制当局と良好な関係を築くことに重きを置いているようだ。同社は銀行などの既存金融と同等の規制遵守を望む立場を表明している。
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