ウクライナ情勢緊迫化で金融市場が動揺、ビットコインも大幅下落

仮想通貨



2022-02-18 12:09:52

仮想通貨市況と世界情勢

17日の米NY市場では、ダウが前日比622ドル24セント(1.8%)安となり、今年最大の下げ幅を記録した。

米バイデン大統領が「数日以内にロシアがウクライナに軍事侵攻する可能性がある。」と警鐘を鳴らしたことが背景にある。「ロシアに動きがあれば、断固として対応する用意がある」と牽制する一方、「外交努力を続ける」と言及。緊張緩和に向けた余地は残されているとの見方を示した。

紛争地のドネツク、ルガンスクで銃撃や砲撃などが相次いだとのロシアメディアによる報道があったことも市場の動揺を招いた。これについて米国務省は「軍事行動の口実のための偽情報」と主張するなど、激しい情報戦が繰り広げられている。

北京2022冬季オリンピックの閉幕式とロシアとベラルーシの合同軍事演習終了の重なる20日が目前に迫る中、ロシアの動向を訝る声も少なくない。主要7か国で構成される「G7」は、ウクライナ情勢について協議するため、来週にも緊急首脳会合を開催する方向で調整するとしている。

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地政学リスクでボラティリティ(価格変動性)高まる金融市場では、安全資産とされる金(ゴールド)価格が資金の逃避先として上昇している。2022年3月から政策金利引き上げが有力視される影響もあり、金価格は8ヶ月ぶりの高値となる1,900ドル台に達した。

XAU/USD週足

金や原油市場が上昇する一方、暗号資産(仮想通貨)市場は米株指数と相関しやすく、株などと同様のリスク資産とみられる向きが強い。17日時点で44,000ドル台を推移していたBTC価格は、マーケットのリスク回避姿勢が強まると一時40,100ドルまで急落した。

18日11時点では、前日比-7.4%の470万円(40,888ドル)。

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