元ソース<三菱UFJ、GO-NET事業停止へ──米アカマイとの超高速決済JV
2022-02-22 16:11:36
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と、米アカマイ・テクノロジーズが共同で設立し、超高速オンライン決済ネットワークの開発を進めてきたGO-NETが、事業を停止する。
三菱UFJは2月22日、Global Open Network Japan(GO-NET Japan)が事業停止に向けた準備を開始することを発表した。今後、取引先などとの協議を行い、GO-NET Japanの清算手続きを進める。MUFGは、GO-NETの事業停止の背景として、新型コロナウイルスのパンデミックによる決済件数の伸び悩みなどをあげている。
「今後拡大を予定していた IoT(モノのインターネット)事業では、GO-NET Japanの高速大容量のブロックチェーンを必要とする市場を捉えきれず、事業化には想定より時間を要する見通しとなりました。この結果、長期に亘り事業の黒字化が見込めないことから、GO-NET Japan の事業を停止することが望ましいとの判断に至りました」(発表文)
GO-NETは、アカマイの独自ブロックチェーンを活用し、三菱UFJが主導してきた超高速オンライン決済ネットワークの開発企業で、同ネットワークは毎秒10万件の決済取引を処理できる能力を持つ。
今後、IoT(モノのインターネット)の社会実装が進み、あらゆるデバイスを通じて少額決済を行う環境が整備されれば、毎秒100万件や1000万件まで処理能力を拡張できるとしていた。
自販機のタッチ決済を開始した2021年
三菱UFJ、GO-NET事業停止へ──米アカマイとの超高速決済JV