ビットコインなど仮想通貨の乱高下続く、ウクライナ・ロシア情勢で揺れる金融市場

仮想通貨



2022-02-28 12:01:27

世界情勢と仮想通貨市況

欧米諸国および日本は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、SWIFT(国際銀行間通信協会)メッセージングシステムからロシアの排除を決断した。経済的結び付きの強い欧州への影響を踏まえ、排除対象はロシアの主要銀行に留める。

SWIFTは各国の銀行が加盟する、世界標準の国際ネットワーク。世界11,000以上の金融機関が利用し、決済額は1日あたり5兆ドル(580兆円)規模に上るという。

制裁内容には、ロシア中央銀行に対する外貨準備資産の規制・取引凍結も含まれ、「米ドルなどの外貨売り・ルーブル買い」といった為替介入による臨時対応策も封じる。

これにより、ロシアの法定通貨ルーブルや同国の貿易に多大な影響が生じるため、ルーブルの急落や物価上昇などの影響が顕著に出ることが考えられる。日本経済新聞の後藤達也(@goto_nikkei)氏が図解した。

◆米欧「ルーブル急落ねらう」
・ロシアがもつドルなど外貨準備の取引を凍結する方向
・ロシアは為替介入(外貨売り・ルーブル買い)が難しく
・ウクライナ侵攻後、ルーブル急落、最安値に
・通貨急落はインフレや国民不満を招く可能性
・SWIFT排除とあわせ強い制裁に

▽日経https://t.co/hUG2sETLTm pic.twitter.com/sOkr82k1A0

— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2022年2月27日

ただし、世界屈指の資源大国に対する経済制裁は、諸刃の剣だ。

ロシアは原油や小麦などの世界的な輸出国であるため、サプライチェーンの停滞や原油・天然ガス価格上昇を招くなど、金融市場の混乱や経済への悪影響も懸念される。

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