2022-03-04 09:30:16
MetaMaskらが制裁地域で利用停止
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のMetaMaskウォレットと、インフラプロバイダーInfuraは3日頃より、特定地域での利用(IP)を停止している。ウクライナ侵攻に関する、ロシアへの制裁が背景にある模様だ。
MetaMask(メタマスク)はインターネットでアクセスできるイーサリアム基盤のウォレット。Infuraは、イーサリアムのノードやエンドポイント(イーサリアムのチェーンデータを同期するノード)を提供している。
メタマスクとは
イーサリアム系の仮想通貨ウォレット。モバイルアプリやウェブブラウザの拡張機能にてサービスを提供しており、仮想通貨の管理や送受金が可能。DeFi(分散型金融)やゲームなどのdApps(分散型アプリケーション)で標準的に利用されているウォレットでもある。
▶️仮想通貨用語集
メタマスクはブログ投稿で次のように説明している。
メタマスクはデフォルトでInfuraを経由してブロックチェーンにアクセスするが、法令遵守の観点から一部の地域で利用できない場合がある。こうした地域でメタマスクを使用しようとすると、エラーメッセージが表示される。
Infuraは、以前より米国の制裁プログラムの変更を注視してサービスを制限する地域の変更などの対応を行ってきた。
想定外の地域にも影響か
一方で、当初は調整により、Infuraらが想定したよりも多くの地域が影響を受けたとみられ、ベネズエラの人々は4日、当該サービスからブロックされたことを報告した。これを受けて、Infuraは修正を行ったとして、次のようにツイートした。
設定を必要以上に広範に誤って構成しました。 これは私たちの見落としであり、私たちに指摘されたことに感謝しています。 決定したら…
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