英規制当局、バイナンスの決済企業BifinityとEQONEXの提携に懸念を表明

仮想通貨



2022-03-08 12:29:39

BifinityとEQONEXが提携

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが新たに設立した決済企業「Bifinity」は7日、米ナスダック上場の仮想通貨企業EQONEXと戦略的パートナーシップを締結したと発表。同時に、この契約を通して、BifinityがEQONEX に3,600万ドル(約4億1,600万円)の転換ローンを提供することが明らかにされた。

公式発表によると、BifinityはEQONEXの最高経営責任者、最高財務責任者、最高法務責任者をBifinity内部から命名する権利を持つとともに、EQONEXの取締役会のうち2名を指名することが可能。規制当局の承認を前提に、合併の可能性も探るという。

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2020年にシンガポールで設立されたEQONEXは、仮想通貨取引所EQONEX、仮想通貨ヘッジファンド「Bletchley Park Asset Management」、及び仮想通貨カストディ会社「Digivault」を運営している。

両社が戦略的パートナーシップで重点的に取り組む事業の一つが、英金融行動監視機構(FCA)に正式に認可されたDigivaultの活用だ。この点に関して英金融行動監視機構(FCA)は7日、バイナンス傘下のBifinityが、Digivaultの「受益権所有者となった可能性がある」として、懸念を表明した。

英金融当局の懸念

FCAは両社の提携に関して、契約完了前に「新しい受益者の適性及び妥当性、または支配権の変更を評価する権限」がなかったと指摘。昨年6月、公式にバイナンスに対する懸念を表明した事実に触れた。

「Binance Markets Limited」英国でが運営するにあたって、FCAは厳しい規制要件を課しており、書面によるFCAの同意により「限定された活動のみ」が可能となっている。この要件は、「Binance…

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