2022-03-09 12:25:50
世界情勢と仮想通貨市況
ウクライナ情勢が深刻化する中、軍事侵攻を進めるロシアに対する経済制裁に伴う原油高の影響でインフレ懸念が高まり、避難資産に資金が流入している。
資源大国であるロシア発の供給難に陥るとの見方から、穀物や金属など関連商品が高騰した。中でも、ステレンス鋼や半導体、電気自動車(EV)で欠かせない「ニッケル」の先物価格は、2営業日で250%以上も急騰し、英ロンドン市場で取引停止になる場面があった。
また、8日の米NY先物市場では、安全資産とされる金(ゴールド)価格が大幅上昇。1オンス=2070ドルに達した。
2000ドル台に達するのは1年半ぶり。20年8月に記録した過去最高値2075ドルに迫る高騰となった。
ビットコイン相場
9日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は、前日比2.5%の457万円(39,487ドル)で推移。
暗号資産相場はナスダックなどの米株指数と順相関、金市場と逆相関傾向にあるが、昨日は金相場・BTC相場共に上昇するなど変化の兆しが見受けられた。下値を買われ、年初以来エクスポージャー縮小で様子見基調にあった投資家による一定の買い戻し意欲が伺える。
リスク資産の性質を強く帯びながら、デフレ性質を持ち合わせたオルタナティブ資産として”有事のビットコイン”としての立ち位置を確立できるか真価が問われそうな局面と言えるかもしれない。
世界的にインフレ(物価高)が進めば、米ドルなど法定通貨の価値は相対的に目減りすることになるからだ。
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