プロフィール画像NFTは暗号資産アートを苦しめている【コラム】

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2022-03-18 06:00:00
プロフィール画像NFTは暗号資産アートを苦しめている【コラム】

現在のNFTプロフィール画像のブームの中でアンディ・ウォーホルが生きていたら、あらゆる人のためのアートと、自身の作品である「キャンベルスープの缶」の継承者と考えて熱心に関わっていたはずだ。

コードによってまとめられた実もないイラストを、壮大な限定コレクションへと引き上げるために企図されたブームなのだという事実は、彼を喜ばせるかもしれない。そしてそのように考えたとしても、彼は正しいのだ。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン)投資家に超人気となったジェネレーティブアート(アルゴリズムによって生成されるアート)の一形態として、プロフィール画像は、ぴったりのタイミングで登場してきた。

芸術の分散化

結局のところ「アート」というものは、デイトレーディングというストレスの溜まる世界に、少しの楽しさをもたらす便利な原資産に過ぎないのだ。

もう一つの事実(事実ではない事柄を、代替事実として擁護するために使われる言葉)や、ひとまず今日は真実とされることで溢れるこの新しい勇敢な世界には、特にピッタリのブームである。

顔の見えない人間たちが、人にバーチャルのMr.ポテトヘッドにお金を投じさせるための方法を、巧みに思いついたのである。人気NFTのBored…

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