テラのステーブルコイン「UST」、ビットコイン活用のために3600億円確保へ

仮想通貨



2022-03-24 07:05:30

準備金にビットコインを活用

暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)の開発を主導するTerraform Labs社のDo Kwon共同創設者は23日、米ドルに連動したステーブルコイン「TerraUSD(UST)」の準備金について、まずは30億ドル相当(約3,600億円)を確保すると説明した。

現時点で準備金はビットコイン(BTC)テザー(USDT)で保有。USTを巡っては、準備金にビットコインを活用する計画が先月明かされているため、このUSDTもビットコインに換えると見られる。実際に準備金に利用するにはブリッジなどの技術的なインフラを構築する必要があると説明しているが、長期的には合計で100億ドル(約1.2兆円)超相当のビットコインを準備金として確保する計画だという。

$ UST 100億ドル以上で $ BTC 準備金は、ビットコイン標準の新しい金融時代を開きます。

使いやすく、より魅力的なP2P電子現金 #btc

—ドクォン🌕(@stablekwon) 2022年3月14日

ブリッジとは

異なるネットワーク間でトークンの移動等を実現することで、相互運用を可能にする仕組みや技術を指す。

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テラのエコシステムで発行されるUSTなどのステーブルコインは無担保型。USDTのように他の資産の担保を持たないため、供給量を調整することで価値を維持している。例えばUSTが1ドルから価値が乖離した場合、この価格差を狙ったユーザーがUSTとLUNAトークンのスワップ(交換)を実行。スワップを介して、USTとLUNAトークンをそれぞれ発行・バーン(焼却)する仕組みを導入しており、USTが1ドルになるように供給量を調整している。

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