2022-03-25 11:15:08
仮想通貨やDeFiのリスク評価を継続
英国の中央銀行にあたるイングランド銀行(BoE)は24日、暗号資産(仮想通貨)やDeFi(分散型金融)の規制方針に関する報告書を発表した。
レポートは主に、同行の金融政策委員会の見方を示したもの。委員会は、現時点での仮想通貨やDeFiは、規模や金融システム全体との関連性が小さいため、金融安定性にもたらすリスクは小さいと評価している。
一方で、これからも仮想通貨セクターが成長を維持し、さらに幅広く金融システムと結びついていけば、リスクも出現するだろうと指摘。金融政策委員会は、「主要金融機関や金融市場へのリスク、決済へのリスク、実体経済のバランスシートへの影響」などに重点を置いて、定期的にリスク評価を実施していくという。
例えば、主要金融機関へのリスクに関しては、従来型銀行の、仮想通貨へのエクスポージャー(価格変動に影響されること)や、仮想通貨カストディサービスなどへの参入状況を注視していく。
また、金融市場へのリスクに関しては、機関による仮想通貨への投資や、ステーブルコインの裏付け資産の構成、DeFiの預け入れ総額、レンディングプラットフォームの利子率などを指標として挙げた。
DeFi(分散型金融)とは
ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。
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