「もううんざりだった」──政府と戦ったジョン・マカフィーの伝記

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2022-03-30 06:00:00
「もううんざりだった」──政府と戦ったジョン・マカフィーの伝記

詐欺の容疑でアメリカへ送還されるのを待つ間、ジョン・マカフィー氏は昨年、スペインの刑務所で亡くなった。隣人を殺害した嫌疑をかけられた2012年に、ベリーズから国外逃走するなど、あらゆる意味でワイルドな人生を送った。

スコットランド人作家のマーク・エグリントン氏は、2019年から2020年にかけて、マカフィー氏を複数回にわたってインタビューした。サイバーセキュリティの先駆者から暗号資産(仮想通貨)の広告塔へと転身したマカフィー氏は当時、テネシー州で起訴陪審が招集されたのを受けて、ヨットでアメリカを逃れ、身を隠していた。

そこからマカフィー氏はバハマ、キューバ、そして最終的にドミニカ共和国まで逃亡し、そこから生まれ故郷のイギリスに向かった。ロンドンに到着後、姿を消していたが、スペインのバルセロナにあるビットコイン・ホテルと呼ばれる場所に身を隠していたことが後に判明した。

そしてスペインの地で、イスタンブール行きの飛行機に搭乗しようとしているところを逮捕されたのだ。

一連のインタビューは当初、マカフィー氏の自伝執筆のためのものであった。出版社が暗号資産での支払いを拒否すると、マカフィー氏は何時間にもおよぶインタビューにもとづいて、本を出版する許可をエグリントン氏に与えた。

こうして完成したのが、『No Domain: The John McAfee…

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