2022-03-30 13:54:01
ベトナムのレ・ミン・カイ副首相は、デジタル資産市場の法的枠組みを構築するための調査と法律改正を行うよう財務省に指示している。
現地のベトナムネットの報道によれば、カイ副首相は先週、財務省に対して関連組織と連携し、仮想通貨市場に関する法的枠組みを整備するように要請した。
財務省は、法務省や情報通信省、ベトナム国立銀行と協力し、デジタル資産の経済への影響を調査し、必要な規制枠組みを整備することになるという。
ベトナムでは過去数年間にわたり、仮想通貨とは複雑な関係を築いてきた。ベトナムは2014年にはビットコインを禁止する措置を取っていたが、17年になると支払方法としてBTCを承認する立場を転換した。しかし2018年には再び支払方法としてのBTCを禁止している。
その後、ベトナム政府は2020年に仮想通貨の研究グループを設立し、仮想通貨市場の調査を行い、その規制の検討を進めていた。
しかし一方で国内の規制枠組みが存在しないにもかかわらず、ベトナムは世界で最も仮想通貨保有者の人口割合が多い国となっている。Finderのレポートによると、ベトナムは人口の41％が仮想通貨を保有しており、世界でもトップとなっている。
Percentage crypto ownership worldwide Source: Finder’s poll
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ベトナム副首相、仮想通貨の法的枠組みの整備を指示
