マネックス松本CEO:コインチェックを米国上場させる覚悟と真の狙い【インタビュー】

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2022-04-07 11:30:00
マネックス松本CEO:コインチェックを米国上場させる覚悟と真の狙い【インタビュー】

マネックスグループは3月、傘下で暗号資産取引サービスを運営するコインチェック(Coincheck)の上場計画を明らかにした。企業価値は2100億円を見込み、日本ではなく米国のナスダック市場での株式上場を狙う。

松本大CEO率いるマネックスは2018年、580億円相当の暗号資産(仮想通貨)の不正流出事故を起こしたコインチェックを、約36億円で買収。その後の4年間で事業規模と企業価値を拡大させてきた。

この間、国内の暗号資産交換業界では再編の動きが活発化した。ディーカレットがアンバー・グループ(Amber Group)に、リキッドグループ(Liquid Group)がFTXに買収されることが今年2月に明らかにされると、4月にはビットフライヤーホールディングス(bitFlyer Holdings)の一部の株主が、同社株式の過半数を投資ファンドのACAグループに売却する交渉を進めていると報じられた。

コインチェックが計画している株式上場は、買収を目的とする企業「SPAC」が買収対象会社と合併することで上場する方式。SPACを空箱会社などと呼び、SPACが買収・合併を完了させるまでの取引をDe-SPACという。

国内市場ではポールポジションを死守し、今年中の米国上場を企てるコインチェックは今後、いかにグローバル市場でクリプト事業を拡大させていくのか?松本氏に話を聞いた。

「割安」か?企業価値2100億円

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