2022-04-07 12:18:33
世界情勢と仮想通貨市況
6日の米株式市場で米NYダウ平均株価は、前日比144ドル(0.4%)安の3万4496ドルと続落した。
10年国債利回り(長期金利)は2.65%台に達し、PER(株価収益率)の高いグロース株比率の高いナスダック総合指数は、前日比315ドル(2.2%)安となった。
6日に公開された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨にて、50ベーシスポイント(bp)利上げがロシアによる軍事侵攻(不確実性の上昇)を理由に見送られていたことが分かった。
5月のFOMCでは、インフレ抑制を目的とした量的引き締め(QT)開始も見込まれており、5月に950億ドルを上限にした「バランスシート」の縮小決定や50bpの利上げといった金融引き締めを加速させる可能性が高いとみられる。
7日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比4.19%安の537万円(43,340ドル)と下げ足を強めた。
半値戻しとなる41,000ドル(①)や38,000ドル(②)のサポートラインまでは調整と言える範疇に留まり、反発すれば再浮上シナリオを残すものとみられるが、これを割り込んでくるようであれば、昨年の底値水準である3万ドル前後(③)も視野に入るか。
昨今は、FRB(米連邦準備制度)の金融政策やウクライナ情勢の影響で金融市場全般が揺さぶられるような展開が続いており、クリプトマーケットの主体性は低い。
coinglassのTotal Liquidationsデータによれば、暗号資産先物市場で、24時間の内に4億5,200万ドル(560億円)相当のロングポジションがロスカット(強制清算)された。
2022年以降では、1月21日の9億8,700万ドルに次ぐ2番目の規模であり、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻発生で市場が動揺した2月24日の3億7,700万ドルを上回った。
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