元ソース<ビットコイン、そこそこのパフォーマンスでも元気のないクジラ【Krakenリサーチ】
2022-04-07 18:00:00
3月のビットコイン(BTC)は、歴史的に4番目に良いパフォーマンスを記録した。
ただ、ビットコインの大口投資家を指す「クジラ」の動きを見てみると、ビットコインに対する自信が揺らぎ始めている兆候が見られるため、注意が必要かもしれない。
歴代4番目のパフォーマンス
3月のビットコインは、3%のプラスで取引を終えた。
「コロナショック」があった2020年の3月を含め、歴代の3月はパフォーマンスが悪い月が多いことで知られている。平均リターンはプラス8%だが、これは2013年3月の171%プラスという桁外れの値が押し上げてる。中央値はマイナス5%。
(画像:ビットコインの月間リターン/Kraken Intelligence)しかし、オンチェーン分析を見ると、ビットコインは一安心できない状況であることが分かる。
元気のないビットコインのクジラ
オンチェーン分析は、仮想通貨の取引量やアドレス数などブロックチェーン上で確認できる取引記録の傾向を分析して、現在の相場動向を読み解く手法。今回の分析対象である「クジラ」について、クラーケン・インテリジェンスは、ビットコインの場合は1000BTC以上、イーサリアムの場合は1万ETH以上を保有するアドレスと定義している。
ビットコインのクジラの数は3月前半は増加したが、後半にかけて減少を記録。2259アドレスで始まり2257アドレスで3月を終了し、前月比でほぼプラスマイナスゼロという結果だった。
ビットコイン、そこそこのパフォーマンスでも元気のないクジラ【Krakenリサーチ】