ホンジュラスの経済特区、ビットコイン債権を合法化

仮想通貨



2022-04-08 10:31:42

ホンジュラス、ビットコイン導入加速化

中米ホンジュラスの経済特区「Próspera」(プロスペラ)は7日、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を、地域内で事実上の法定通貨として認めることを発表した。また、企業などによるビットコイン債権の発行を認める。

ホンジュラス中央銀行は3月、同国がビットコインを法定通貨にするという噂を公式に否定。しかし今回の発表では、ホンジュラスの北部ロアン島に位置するプロスペラ(Próspera)という経済特区が、地域の法定通貨としてビットコインを認めた形だ。

今後プロスぺラでは、ビットコインにキャピタルゲイン税がかからず、税金や手数料をビットコインで自治体に支払うことが可能になる。

さらに、同地区では、ホンジュラスの自治体や海外企業等によるビットコイン債権の発行を合法化。世界標準のマネロン防止規制や顧客身元確認ルールに準拠した枠組みの下で、外国からの直接投資を募り、仮想通貨事業を構築できると説明した。

プロスペラは公式発表で、こうした政策が、貧しいコミュニティを、イノベーションと繁栄の中心地へと変えていく上で役立つと述べた。

なお、ビットコイン債権については、ビットコインを世界で初めて法定通貨に導入したエルサルバドルが導入計画を発表しているが、まだ実際の発行は行われていない。世界的な金融市場の状況が不安定であることから、3月中旬に発行を延期していた。

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プロスペラは2020年にホンジュラス北部のロアン島でローンチした経済特区。スタートアップ都市を掲げており、香港のように半自治区として機能する。

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