イーサリアム、メインネットで「Shadow Fork」を実施 PoS移行へ前進

仮想通貨



2022-04-12 07:25:35

イーサリアムがストレステストを実施

イーサリアム財団で開発・運用に携わるParithosh Jayanthi氏は11日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)メインネットで「シャドーフォーク(Shadow Fork)」を実施したことを発表した。

同氏によれば、シャドーフォークとはストレステストのこと。テストネットではアクティビティが少ないため、同期やステート(状態)の増加に関する想定が正しいか、負荷(ストレス)をかけてテストを行うという。シャドーフォーク実行後に「小さな問題」が発見されたというが、ブロックを生成し、ファイナライズにも成功したと報告している。

マージパンダが到着しました!
mainnet-shadow-fork-1ヒットTTD〜30分前。 私たちはブロックを完成させ、生産してきました!

NethermindとBesu(トリアージが進行中)に関するいくつかの一見マイナーな問題にすぐに気づきました。 Erigonは現在、ヘッドに同期しています。ステータスは後で更新されます。 https://t.co/iJFtZTp7UU pic.twitter.com/9GxPp8dFzs

—パリトッシュ| (@parithosh_j) 2022年4月11日

イーサリアム財団とは

イーサリアムとその関連技術の開発をサポートする非営利団体。イーサリアムの開発や管理を主導する企業・組織ではなく、エコシステムの一部という位置付けである。

▶️仮想通貨用語集

イーサリアムは現在、大型アップグレードに向けて開発が進行中だ。コンセンサスアルゴリズムを現在の「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」へ変更する「The Merge」を2022年2Q(4月から6月)に行う計画で、今回のシャドーフォークはそのためのテストである。

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