2022-04-14 13:35:02
国内初のビットコイン建てファンドも組成
暗号資産(仮想通貨)のウェルスマネジメントサービス(富裕層を対象とした資産管理サービス)を提供する株式会社Hyperithmは14日、仮想通貨を投資対象とする日本円建てとビットコイン(BTC)建てのファンドを設立したことを発表した。
今回発表された2つの投資ファンドは、日本円建ての「Hyperithm Digital Asset Quant Fund I JPY」とビットコイン建ての「Hyperithm Digital Asset Quant Fund I BTC」だ。両ファンドとも仮想通貨を投資対象としており、運用開始日時は2022年5月1日を予定している。
国内外のCEX(中央主権型取引所)やDEX(分散型取引所)にて、「現物・先物・レバレッジ・オプションなど(De-Fiサービスを含む)のアルゴリズムトレーディングをメイン戦略として運用」することを公表している。
現時点では具体的な投資銘柄は発表されていないが、21年10月に、最大100億円規模のファンドを検討するとともに、ビットコイン、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)の3銘柄を組み入れる構想を明かした背景がある。
関連:国内仮想通貨企業Hyperithm、最大100億円規模のファンドを検討
なお、Hyperithmは金融商品取引業の登録をせず、金融商品取引法に基づく適格機関投資家等特例業務という形式でファンドの設立・運用を実現しているという。
適格機関投資家等特例業務とは
適格機関対象投資家等特例業務は金融商品取引法第63条に基づく制度で、出資者をプロの大口投資家に限定することで、金融商品取引業の登録をせずとも適格機関対象投資家等特例業務の届出のみで自己私募(金融商品取引法第2条第8項第7号)、自己運用(金融商品取引法第2条第8項第15号)を行うことができる特例制度である。
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