米長期金利の上昇止まらず、ビットコインなど仮想通貨市場にも重石

仮想通貨



2022-04-15 11:51:02

仮想通貨市況

米長期金利(10年債利回り)上昇を受け、14日の米株式市場ではダウ平均株価が反落、主要3指数も揃って下落した。金利上昇局面では、割高感の意識されやすい高PER(株価収益率)のグロース株を中心に売りが先行しやすい。

オプション満期日に加え、15日からのイースター休暇(3連休)を前に手仕舞い売りが優勢になったとの見立てもある。

ここ最近は10年債利回りが急上昇しており、14日時点で2.83%に達した。JPモルガン・アセット・マネジメントらは、利回りが3%を超える公算が高いと見る。

FRB(米連邦準備制度)は、株などのリスク資産よりも市民生活に直結するインフレリスク(物価上昇)の抑制を最優先課題に位置付けており、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%→0.5%の大幅利上げと、バランスシートを縮小させる「量的引き締め(QT)」開始の可能性が示唆されている。

軟調な米株指数を受け、15日の暗号資産(仮想通貨)市場も冴えない。ビットコイン価格は前日比2.6%安の505万円(39,952ドル)で推移し、再び4万ドル水準を下回った。

BTC/USDデイリーフット

米国では「確定申告」期日を18日に控えており、納税売りも相場の重石となっているものとみられる。

市場心理を表すCrypto Fear & Greed Indexは、「極度の恐怖(超弱気)」を示す22まで後退した。

Crypto Fear&Greed Index

48,000ドルまでの反発局面では楽観水準の60に達していたが、米株指数の下落に連れ安した。

Crypto Fear&Greed .. ..

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