方向感定まらないビットコイン 4万ドル近辺でしぶとく推移【仮想通貨相場】
2022-04-15 17:05:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
14日のビットコイン(BTC)対円相場は117,282円(2.27%)安の5,045,573円と反落、前日の上げ幅を掻き消し、対ドル相場は心理的節目40,000ドル(≒503.8万円)の防衛に失敗した。
3月の米卸売物価指数上振れに加え、長期金利の低下を受けた米株の反発を追い風に、500万円から520万円まで戻していたBTCの対円だったが、この日は欧州中央銀行が利上げを急がないスタンスを示したことで下値を支えられる場面も見られた一方、ニューヨーク地区連銀のウィリアムス総裁がBloombergとのインタビューで、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント利上げが「適正なオプション」であることに加え、インフレを抑制するために政策金利を「迅速に」引き上げていく必要があると発言し、米国債金利が急反発、米株は急反落に転じ、BTC相場も連れ安となり一時は500万円を割り込んだ。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
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