カルダノ、アフリカで新たなパートナーシップ続く 教育やネットワークインフラを支援

仮想通貨



2021-04-30 15:20:38

アフリカで新たなパートナーシップ

暗号資産(仮想通貨)カルダノ(ADA)の開発企業IOHKが、アフリカでのパートナーシップ締結を相次いで発表。エチオピアとタンザニアで教育やネットワーク提供に貢献する。

まず、エチオピア政府との提携目的は、カルダノのブロックチェーンを活用して、全国的に生徒と教師のIDシステムと、学習達成度記録システムを構築することだ。カルダノ上に構築されたIDソリューション「Atala PRISM」が活用されるという。

Atala PRISMは、デジタルIDや証明書を発行し、ユーザーがそれらを簡単に所有・管理、共有できるシステム。教育の他にも、行政・福祉・金融・各種チケット発行など様々な分野で活用可能とされている。

これを利用してエチオピアでは、3,500の学校、500万人の学生、75万人の教師について、改ざんできない学習記録が作成される。学習達成度が低い場所や、その原因を特定して、教育リソースを効果的に割り当てることに役立つ見込みだ。

また、すべての学生にブロックチェーンで検証されたデジタル証明書が与えられることで、大学や企業に応募する際に学歴などの詐称を抑制。雇用主には、第三者機関の協力なしで、すべての応募者の記録を真正なものと確認できるようになるメリットがあるという。

エチオピア政府は現在、農業、製造、観光その他のセクターのデジタル化を進めるデジタル変革政策を打ち出している。今回のパートナーシップによる教育へのブロックチェーン活用もその一環だ。政府は最近、国民ID標準を発行しており、Atala…



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