元ソース<暗号資産先物市場で10億ドル超の清算、今年最大規模
2022-05-10 20:30:06
暗号資産先物市場では過去24時間で10億ドル(約1300億円)を超える清算が発生した。市場センチメントは弱く、主要暗号資産は重要なサポートレベルを失った。
ビットコイン(BTC)は過去24時間で8%下落、アジア取引時間の始めには一時、3万ドルを割った。イーサリアム(ETH)、バイナンスコイン(BNB)、エックスアールピー(XRP)も同様に下落した。
さらにテラ(LUNA)はステーブルコインのterraUSD(UST)が米ドルとのペッグを失ったことで50%も下落。一方、ミームコインのドージコイン(DOGE)は6%の下落にとどまった。
こうした値動きによって10日、暗号資産先物市場では今年最大の清算損が発生した。ビットコイン先物は3億4600万ドル、イーサリアム先物は3億2100万ドル、テラ先物は8900万ドルと、多額の清算となった。
出典:Coinglass10億ドル超の清算のうち、7億9300万ドル超はロングトレーダー、すなわち価格上昇に投資したトレーダーから生じたもの。さらにそのうちの約2億5700万ドルは暗号資産取引所OKXで、1億8100万ドルのバイナンス(Binance)、1億200万ドルはFTXで生じた。
建玉(未決済の契約総数)は5.6%減少し、トレーダーがさらなる下落を予想してポジションを閉じたことを表している。暗号資産市場は過去24時間で時価総額の約8%を失った。
当記事執筆時点、市場は徐々に回復しているようだが、さらなる回復は、以前に指摘されたように、株式市場の動きに左右されるだろう。
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