元ソース<中国でマイニングは止まっていなかった
2022-05-24 06:00:00
ケンブリッジ大学のCambridge Centre for Alternative Finance(ケンブリッジ・代替ファイナンスセンター:CCAF)は先日、引用されることも多い「ケンブリッジ・ビットコイン・電力消費量インデックス(Cambridge Bitcoin Electricity Consumption Index:CBECI)」の最新版を公開した。
このインデックスは、世界的なビットコインマイナーの地理的内訳を明らかにすることも、その目的のひとつである。
中国でのマイニングの実態
前回のアップデートでは、中国のマイニングシェアが2021年6月の34.3%から、同国での暗号資産(仮想通貨)マイニングの禁止を受けて、同年7月には0.0%にまで減少したことが明らかとなった。一方、今回の最新版では、そのシェアが2021年8月の0.0%から、同年9月には22.3%まで急増したことが分かった。
明らかに何かがおかしいので、早速探ってみよう。
中国がビットコイン(BTC)マイニングを禁止したのは2021年5月。それは、データにも如実に表れている。7月までには、中国にはマイニングを行うマイナーは実質的に存在しなくなった。8月もゼロだ。それが9月、いなくなったマイナーのほとんどが、帰ってきたのだ。少なくとも、データが語るのはそのような状況だ。
中国でマイニングは止まっていなかった