2022-06-16 15:00:25
直近の暗号資産市場の下落は、投資家の不安をいっそう煽り、コインベース(Coinbase)などの業界大手ではレイオフが続いている。さらに今、最も人気のステーブルコインを発行しているテザー社にまたも問題が浮上しつつある。
CoinGeckoによると、米ドル連動型ステーブルコインのテザー(USDT)は過去48時間で約16億ドル(約2150億ドル)が払い戻され、流通供給量は昨年10月以来となる708億ドルまで低下した。
テザー(USDT)は5月に崩壊したテラ(Terra)ブロックチェーンのアルゴリズム連動型ステーブルコインのテラUSD(UST)とは財務構造が異なっている。だがUSDTについては以前から、裏付け資産と、大きな危機の際に払い戻しが履行されるかどうか疑問視されている。
「暗号資産への信頼感は依然として低く、一部のトレーダーは(USDTを発行する)テザー社がテラのUSTと似た運命をたどることを懸念している」とオアンダ(Oanda)のエドワード・モヤ氏は述べた。
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