元ソース<最大の「stETH」プール、ほぼ空に──売りはより困難に
2022-06-18 08:30:00
暗号資産(仮想通貨)市場がここ数週間で急落するなか、アラメダ・リサーチ(Alameda Research)やスリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)などの大口機関投資家は、分散型金融(DeFi)プロトコルのカーブ(Curve)を使って、保有するステークド・イーサ(staked ether:stETH)を減らしている。この緊急事態ともいえる状況は、stETHがイーサリアム(ETH)のペッグから予想外に逸脱したためだ(通常、stETHはETHを1対1の価値を保つ)。
だが現在、大口投資家がstETHを処分するために利用したカーブの、いわゆる「流動性プール」は急速に枯渇しており、今後の売り手は、ディスカウントがさらに大きくなる可能性がある店頭(OTC)市場を使わざるを得ないかもしれない。
問題となっているプールを使えば、投資家はstETHをETHに交換できる。5月上旬以降、このプールのTVL(Total Value Looked)は、46億ドルから6億2100万ドルまで減少。さらにきわめてアンバランスな状態になっている。つまり、プールにはETHの約5倍のstETHがあり、大量のstETHを交換することは高くつくか、あるいは不可能だ。
「カーブのプールが唯一の取引手段だった個人投資家に対しては申し訳なく思っている。機関投資家はまだ店頭(OTC)取引を行うことができた。ただ、カーブのプールよりディスカウントがはるかに大きく、損害が大きかった」とVC投資会社Frameworksの共同創業者ヴァンス・スペンサー(Vance…
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