ロシアのガスプロムなど、フレアガスによる仮想通貨マイニングを計画
2022-06-19 07:00:00
仮想通貨の取引や決済の合法化に対し曖昧な態度をとっているロシア政府が、大手仮想通貨マイニング企業との結びつきの構築を継続している。
ロシアの大手国営石油会社ガスプロムネフチは、6月16日、主要仮想通貨マイニング企業に対しホスティングサービスを提供しているロシア最大の仮想通貨マイニング・コロケーションサービスのサプライヤーであるビットリバーと業務提携を結び、石油精製に付随して生じるフレアガス(遊離天然ガス)を利用して発電した電力をビットリバーのデータセンターに提供することを両社が正式に発表した。
両社による協業の一環として、ビットリバーは、ガスプロムの油田を基盤とするデジタル・インフラストラクチャを開発し、フレアガスを利用した仮想通貨のマイニングサービスを提供することになる。
ガスプロムのCEO代理であるヴァディム・ヤコブレフ氏は、ガスプロムのビジネスモデル自体はデジタル資産への関与を視野には入れていないことを強調しており、むしろ「付随して生じるフレアガスの新しい有益な利用法」を実現にすることによって再生可能エネルギーの実用化と、エネルギー資源の利用の最適化を図ることを目指しているとして、以下のように述べている。
「二酸化炭素排出量の削減は、ガスプロムネフチのESGポリシーに不可欠な要素である。…
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